Anki

ChatGPTでAnkiカードを一括作成・更新|学習履歴は残したまま

森田ユウゴ

「Ankiのカードを手動で入力するのが大変すぎる」「もう作ってあるカードも、AIでまとめて直せないのか」

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単語帳を100枚作るのに、1枚ずつ入力している…もっと効率よく作れないの?

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ChatGPTでAnkiのカードを一括作成できると聞いたけど、どう使えばいいのかわからない

あなた
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すでに300枚あるカードに解説を足したい。1枚ずつ編集画面を開くのは現実的じゃない…

やることは、どちらの場合も同じです。

AIに「タブ区切りでコードブロックに出力して」と頼み、その出力をテキストファイルに貼って保存し、Ankiで取り込むだけです。新しいカードをまとめて作るのも、すでにあるカードをまとめて直すのも、この形は変わりません。

この記事でわかること:

  • 【新規作成】AIにカードデータを出力させて、Ankiへまとめて取り込む方法
  • 【既存の更新】いまあるカードをAIに編集させ、学習履歴を残したまま中身だけ差し替える方法
  • 【応用】購入したカードテンプレートのフィールド順に合わせて、AIにデータを出力させるときの注意点

前提:Anki PCデスクトップ版がインストール済みであること(まだの場合はWindows 10/11向けAnkiのインストール方法を参照)。ChatGPTは無料プランで動作確認しています。

Anki公式マニュアルの確認日:2026年8月4日/ChatGPTの動作確認日:2026年6月18日

Contents
  1. この記事でできること(30秒まとめ)
  2. 【新規作成】AIにカードデータを作らせて取り込む
  3. 【既存の更新】いまあるカードをAIに編集させる
  4. よくあるトラブルと対処
  5. 応用|ChatGPT以外のAIでも使える
  6. 【応用】購入したテンプレートでAIにカードを作らせる
  7. まとめ
  8. 完成済みテンプレートと個別サポートについて
  9. 参考情報

この記事でできること(30秒まとめ)

AIを使ったカード編集には、目的の違う2つのルートがあります。どちらを読めばいいかを先に決めてください。

やりたいことルートポイント
ゼロから新しいカードをまとめて作りたい【新規作成】AIにタブ区切りで出力させ、txtに保存して取り込む
すでにあるカードの中身をまとめて直したい【既存の更新】いまのカードを書き出してAIに渡し、編集結果を取り込む。学習履歴は残る

完成した Anki カードのイメージ(Basicノートタイプ)

Front(表)Back(裏)Tags(タグ)
appleりんごfruit basic
bananaバナナfruit basic
cherryさくらんぼfruit basic

Front(表)は問題として先に見える側、Back(裏)はめくったときに出る答えの側、Tags(タグ)はあとで絞り込むための目印です。「Basic」はAnkiに最初から入っている一番シンプルな型で、本記事の基本ルートではこれを使います。AIにはこのような表をタブ区切りで出力させ、Ankiに一括で取り込みます。

本記事では、区切り文字をすべてタブに統一しています。AIの出力をコードブロックからコピーしてテキストファイルに貼るだけの流れなので、表計算ソフトを経由せず、カンマによる列ずれも起きないためです。

【新規作成】AIにカードデータを作らせて取り込む

まずは、ゼロから新しいカードをまとめて作るルートです。プロンプト→保存→取り込みの3ステップで終わります。

プロンプトを書く(コードブロックで出力させる)

この記事で使うノートタイプは「Basic」だけです

はじめに1つだけ。Ankiのカードには「ノートタイプ」という型があります。

この記事では、Ankiに最初から入っている一番シンプルな「Basic」だけを使います。

Basicは、表(Front)と裏(Back)の2つを入れるだけの型です。英単語なら Front に英語、Back に日本語を入れます。

※ 購入したテンプレートなど Basic 以外を使う場合も、やることは同じです(記事後半で触れます)。

AIに「単語帳を作って」と頼むだけでは、Ankiにそのまま取り込める形にはなりません。次の3点を必ず指定してください。

  • 区切り文字をタブにする
  • コードブロックの中に出力させる(画面の表として整形されると、コピーしたときにタブが消えます)
  • ノートタイプ・デッキ・列の並びをヘッダー行で指定する

ノートタイプとフィールドの仕組みが初めての場合は、先にAnkiのノートタイプ解説をご覧ください。

次のプロンプトは、そのままコピーして中身だけ書き換えて使えます。

単語データ生成プロンプト

以下の条件でAnkiに取り込めるタブ区切りのデータを出力してください。

【条件】
– 区切り文字:タブ
– 出力はコードブロックの中に入れ、データ以外の説明文は入れない
– ファイル先頭に下記のヘッダー行を含める:
#separator:tab
#html:false
#columns:Front Back Tags
#tags column:3
#notetype:Basic
#deck:英単語

– 列はcolumnsに書いた順序どおりに並べる。列の追加や入れ替えはしない

【カードの内容】
果物の英単語10個(Front: 英語, Back: 日本語, Tags: 適切なタグ)

「カードの内容」の部分を書き換えれば、どんな題材にも使えます。

補足:先頭の#行はAnkiへの設定指示です

ファイルの先頭に置いた#key:valueの行を、Ankiは取り込み時に自動で読み取ります。中身を覚える必要はありません。上のプロンプトをそのまま使えば十分です。

ヘッダー内容
#separator:tab区切り文字はタブ
#html:falseフィールドをプレーンテキストとして扱う
#columns:列の名前と並び
#notetype: / #deck:取り込むノートタイプとデッキ
#tags column:何列目をタグとして扱うか

実際にChatGPTで出力してみた例です。

果物の英単語
TOEIC英単語

果物の英単語10個を、Ankiのヘッダー行つきのタブ区切りで出力させた例です。

ChatGPTにタブ区切りの果物の英単語データをコードブロックで出力させた画面

カード内容は下記の指示に変更

【カードの内容】 TOEICで最重要の英単語10個(Front: 英語, Back: 日本語, Tags: 適切なタグ)

「カードの内容」だけを書き換えれば、同じプロンプトがそのまま別の題材にも使えます。

同じプロンプトの題材だけを変えてTOEIC英単語のタブ区切りデータを出力させた画面

上の例では、管理用のID列を作っていません。Anki公式マニュアルは「自分でIDを付けるなら、Ankiの内部のユニークID(GUID)に割り当てるのではなく、先頭フィールドに置くことを推奨する」と条件付きで書いています。Basicのように専用フィールドがないノートタイプでは、無理にID列を足すと以降の列がずれます。後から中身を直す方法は、次章の【既存の更新】で扱います。

出力をコピーしてtxtファイルに保存する(UTF-8)

コードブロックの右上にあるコピーボタンで全文をコピーし、テキストエディタに貼り付けてから保存します。Ankiはファイルの文字コードとしてUTF-8を想定しているため、ここを誤ると日本語が文字化けします。

貼り付けたら、保存の前に次の3点だけ目視で確認してください。

  1. ヘッダー行が先頭にあるか#separator:tabから始まる数行がデータより前にあるか
  2. 列数がそろっているか:すべてのデータ行が同じ列数になっているか
  3. 区切りがタブになっているか:列と列の間をDeleteキーで詰めたとき、一気に詰まればタブです。1文字ずつ消えるならスペースになっています

メモ帳(Windows 11)の場合

  1. メモ帳を開き、AIの出力を貼り付ける
  2. 「ファイル」→「名前を付けて保存」
  3. ファイル名を「anki-import.txt」などに設定(拡張子は.txtでかまいません)
  4. 「エンコード」のドロップダウンが「UTF-8」になっていることを確認して保存

Windows 11のメモ帳はデフォルトがUTF-8なので、変更不要なことが多いです。「UTF-8 BOM付き」は選ばないでください。BOMが含まれると先頭のヘッダー行がAnkiに正しく読まれないことがあります。

貼り付けた直後の状態です。ヘッダー行が先頭にあり、その下にデータが1行ずつ並んでいれば正しく貼れています。

AIが出力したタブ区切りデータをメモ帳に貼り付けた画面
メモ帳の名前を付けて保存でエンコードがUTF-8になっていることを確認する画面

CSV(カンマ区切り)やセミコロン区切りのファイルでも取り込めます。ただし本文にカンマが入ると列がずれるため、本記事ではタブ区切りに統一しています。ExcelやGoogleスプレッドシートで表を作ってからCSVで取り込みたい場合は、Ankiのインポート・エクスポート完全ガイドをご覧ください。(参考:Anki Manual – Text Files / 確認日:2026年8月4日)

Ankiで取り込む(プレビューで列の対応を確認)

Ankiデスクトップ版を起動した状態で操作します。

  1. メニューバーの「ファイル」→「インポート」を選択
  2. 保存したtxtファイルを選ぶ
  3. インポート設定画面が開く

「ファイル」→「インポート」を選ぶと、ファイル選択の画面が開きます。保存したtxtファイルを指定してください。

Ankiのファイルメニューからインポートを選び保存したtxtファイルを指定する画面

インポート設定画面で次を確認します。

  • 区切り文字が「タブ」になっている
  • プレビューに日本語が文字化けなく表示されている
  • 各列が意図したフィールドに割り当てられている
  • ノートタイプとデッキが正しく指定されている

インポート画面は「ファイル」「インポートのオプション」「フィールドの割り当て」の3つに分かれています。プレビュー表に日本語が文字化けなく並び、列が意図したフィールドへ割り当たっていれば準備完了です。

Ankiのインポート画面でタブ区切りデータのプレビューとフィールドの割り当てを確認している画面

ファイルにヘッダー(#separator:tab等)を含めて出力していれば、Ankiはそれを自動で読み取り、区切り文字やノートタイプを設定します。プレビューで確認してから次に進みます。

重複ノートの扱いは次の3択です。

「インポートのオプション」の「既存のノート」で切り替えます。あとで説明する更新のときも、ここが「更新」になっているかを必ず確認します。

Ankiのインポートのオプションで既存のノートの扱いを更新・維持・重複を許すから選ぶ画面
設定動作推奨ケース
更新同じノートと判定された既存ノートを上書き内容を直して取り込み直すとき(【既存の更新】)
既存を保持一致した行を無視する追加のみ。既存カードを変えたくないとき
重複として追加同じでも新規ノートを作る通常は使わない(重複が増える)

初回の取り込みでは「更新」でも「既存を保持」でも結果は同じです。まだ既存カードがないためです。

インポート操作全般のより詳しい解説は、Ankiのインポート・エクスポート完全ガイドを参照してください。

少量テストしてから本番

数百行をまとめて取り込む前に、5〜10行だけの小さなファイルで試してください。

  • 列の割り当てがずれていないか
  • 文字化けが起きていないか
  • タグが正しく付いているか

問題がなければ、テストで作られたノートを削除してから本番データを取り込みます。

大切なコレクションへ追加する場合は、インポート前に「ファイル」→「バックアップを作成」を実行しておくことを推奨します。失敗してもすぐに元の状態へ戻せます。

【既存の更新】いまあるカードをAIに編集させる

ここからが本題です。すでにAnkiに入っているカードも、AIにまとめて編集させられます。1枚ずつ編集画面を開く必要はありません。

更新のときは新しいカードは増えません。同じノートの中身だけが書き換わり、これまでの学習履歴(復習の間隔や成績)はそのまま残ります。

Ankiは何を見て「同じカード」と判断するのか

取り込んだ行が「新しいノート」なのか「既存ノートの更新」なのか、Ankiは何かを手がかりに判定しています。既定の手がかりは先頭フィールドです。

公式マニュアルにも「テキストファイルを取り込むとき、Ankiは先頭フィールドを使ってノートが一意かどうかを判定する」と明記されています。つまり列の並びとノートタイプさえ合っていれば、先頭フィールドが一致した行は既存ノートを更新します

ただし、この方式には弱点があります。先頭フィールドそのものを書き換えたい場合です。先頭フィールドが変わると、Ankiから見れば別のノートなので、更新ではなく新規追加になってしまいます。

そこで使うのがユニークID(Ankiが内部で各ノートに振っているGUID)です。取り込むファイルにユニークIDの列を含めておくと、Ankiは先頭フィールドではなくユニークIDで同じノートを特定します。

ここがいちばん重要

ユニークIDを含めておけば、先頭フィールド(問題文や単語そのもの)を書き換えても、同じカードとして更新されます。誤字の修正や問題文の言い回しの変更を、学習履歴を捨てずにまとめて行えるということです。

ユニークIDの列がファイルの何列目にあるかは、先頭のヘッダー行にある#guid column:という指定がAnkiに伝えます。この列は、次に説明する書き出しで「ユニークIDを含める」にチェックすると自動的に付きます。

公式マニュアルの記載

  • 「ユニークID(GUID)を含めてノートを書き出せば、ノートに変更を加えたあと、GUIDのフィールドを変更していない限り、取り込み直して既存ノートを更新できる」
  • 「ノートがその場で更新される場合、そのすべてのカードの既存のスケジュール情報は保持される」

(出典:Anki Manual – Text Files / 確認日:2026年8月4日)

いちばん簡単なのは、いまのカードを書き出してフォーマットを合わせること

先に正直に書いておきます。更新のために書き出し(エクスポート)が必須というわけではありません。列の並びとノートタイプが合っていて先頭フィールドが一致していれば、自分で用意したファイルでも既存ノートは更新されます。

それでも書き出しをおすすめするのは、フォーマットを確実に合わせるのがいちばん簡単な方法だからです。

  • 書き出したファイルは、いま自分のコレクションに入っているノートタイプ・フィールド数・並び順とそのまま一致している
  • ヘッダー行もAnkiが自分で書くので、手で打ち間違える余地がない
  • 先頭フィールドまで書き換えたい場合、必要になるユニークIDはAnkiが内部で振っている値なので、書き出さないと知りようがない

列の数・順番・ノートタイプ名を自力で正確にそろえるより、いま入っているものをそのまま書き出して土台にするほうが速くて確実、ということです。

「テキストファイル形式のノート」で書き出す

更新したいカードを書き出します。デッキ単位でもよいですし、ブラウズ画面で対象のノートを選んでからでもかまいません。

  1. メニューバーの「ファイル」→「エクスポート」を選択
  2. 書き出し形式で「テキストファイル形式のノート」を選ぶ
  3. 書き出す対象のデッキ(または選択したノート)を指定する
  4. 「追加オプション」で、次の3つにチェックを入れる
  • デッキ名を含める
  • ノートタイプ名を含める
  • ユニークIDを含める

この3つが、取り込み直したときに「どのノートタイプの、どのデッキの、どのノートなのか」をAnkiに伝えます。とくに「ユニークIDを含める」は必ずチェックしてください。ここを外すと、先頭フィールドを書き換えたときに更新ではなく新規追加になります。

デッキ一覧で対象デッキの歯車アイコンから「エクスポート」を選ぶと、書き出しの画面が開きます。

Ankiのデッキ一覧で歯車アイコンからエクスポートを選びエクスポート画面を開いた状態

「ファイルの形式」は初期状態が「Ankiデッキパッケージ (.apkg)」なので、必ず「テキストファイル形式のノート (.txt)」へ変更してください。ここを変えると、下に並ぶ「追加オプション」の項目も入れ替わります。

Ankiのエクスポート画面でファイルの形式をテキストファイル形式のノートへ変更した画面

「追加オプション」にはほかに「HTMLとメディアの参照を含める」「タグを含める」があります。タグも一緒に編集したいならタグを、フィールドに<u>などのHTMLタグを使っているテンプレートならHTMLの項目もチェックしてください。

「ユニークIDを含める」は初期状態でチェックが入っていません。ここを必ず自分でチェックしてください。あわせて「デッキ名を含める」「ノートタイプ名を含める」にもチェックを入れておくと、取り込み直すときにデッキとノートタイプを選ぶ手間がなくなります

Ankiのエクスポート画面でデッキ名・ノートタイプ名・ユニークIDを含めるの3つにチェックを入れた状態

書き出しに成功すると、画面に書き出したノートの件数が表示されます。

Ankiで10個のノートを書き出しましたと表示された完了メッセージ

書き出したファイルはタブ区切りのテキストです。メモ帳やVSCodeで開くと、先頭に#で始まるヘッダー行があり、その下にノートが1行ずつ並んでいます。ユニークIDは、人が読むためのものではないランダムな文字列として1つの列に入っています。何列目に入っているかは、ヘッダーの#guid column:の値を見れば確認できます。

実際に書き出したファイルの中身です。赤枠の列がユニークIDで、#guid column:1と書かれているとおり1列目に入っています。#notetype column:2(ノートタイプ名)、#deck column:3(デッキ名)も、先ほどチェックした分だけヘッダーに追加されています。

Ankiから書き出したタブ区切りファイルをテキストエディタで開き1列目のユニークIDを確認している画面

書き出した中身をそのままAIに渡して編集させる

ここでは、すでに英単語帳のカードがあり、そこへ例文と解説を足したいという場面を例にします。

書き出したファイルをテキストエディタで開き、全文をコピーして、次のようなプロンプトと一緒にAIへ渡します。

既存テキストデータ編集プロンプト

次に貼るのは、Ankiから書き出したタブ区切りのデータです。
このデータを編集し、同じ形式のまま出力してください。

【絶対に守ること】
– 先頭の # で始まるヘッダー行は、1文字も変えずにそのまま残す
– ヘッダーの #guid column: で指定されている列(ユニークID)は絶対に変更しない
– 列の数と順番は変えない。区切り文字はタブのまま
– 行を増やしたり減らしたり、並べ替えたりしない
– 出力はコードブロックの中に入れ、データ以外の説明文は書かない

【編集内容】
Back列の日本語訳のあとに「|」で区切って、その単語を使った短い英語の例文と和訳を追加してください。

【データ】


(ここに書き出したファイルの中身をすべて貼り付ける)

「編集内容」を差し替えれば、用途はいくらでも変えられます。

  • 解説欄が空のカードにだけ、解説を書き足す
  • 問題文の言い回しを、より短く読みやすい形に直す(先頭フィールドの書き換え)
  • 全カードのタグを、章ごとの分類に付け直す

実際にプロンプトへデータを貼り付けた状態です。ヘッダー行からデータ行まで、書き出したファイルの中身をそのまま貼っています。

Ankiから書き出したタブ区切りデータを編集指示のプロンプトへ貼り付けた画面

件数が多い場合は、一度に全部を渡さず50行程度ずつに分けて依頼すると、途中で行が抜ける事故を防げます。

出力の例です。赤枠のとおりBack列に例文と和訳が足され、ヘッダー行と1列目のユニークIDはそのまま維持されています。この状態なら、取り込み直したときに既存のカードが更新されます。

AIがBack列に例文と和訳を追加して出力したタブ区切りデータ。ユニークID列は変更されていない

AIの出力を別のtxtとして保存して取り込む

AIの出力は、書き出したファイルに上書きせず、新しいtxtファイルとして保存します。中身はあくまで書き出したデータをAIが編集したものです。新しく作り直しているわけではありません。

元のファイルを残しておけば、AIの編集結果がおかしかったときにいつでも見比べられます。

  1. コードブロックの出力を全文コピーする
  2. テキストエディタに貼り付け、別の名前(例:anki-update.txt)でUTF-8で保存する
  3. Ankiの「ファイル」→「インポート」で、保存したファイルを選ぶ
  4. 重複ノートの扱いが「更新」になっていることを確認する
  5. ノートタイプが書き出したときと同じものになっていることを確認して取り込む

取り込みが終わると、Ankiが「追加」「更新」などの件数を表示します。ここで更新の件数が想定どおりで、追加が0件であれば成功です。追加の件数が増えている場合は、ユニークIDの列が壊れているか、ノートタイプが違っています。

更新されたカードの学習履歴はそのまま残ります。明日復習予定だったカードは、中身が新しくなった状態で明日出てきます。

失敗しないための注意

  • ユニークIDの列は絶対に触らない。1文字でも変わると別のノートとみなされ、更新ではなく新規追加になります
  • 書き出したときと同じノートタイプへ戻す。違うノートタイプを選ぶと、列が別のフィールドへ入ります
  • ヘッダー行と列の並びを変えない。AIが気を利かせて列名を英語に直すことがあるので、出力の先頭は必ず目視で確認します
  • まず5〜10行で試す。書き出したファイルからヘッダー行+数行だけを残した小さいファイルを作り、それで1回通してみるのがおすすめです
  • 先に「ファイル」→「バックアップを作成」。取り込み前にバックアップを取っておけば、結果が気に入らなくても元に戻せます

よくあるトラブルと対処

つまずきやすい箇所は、新規に取り込むときと、既存を更新するときで違います。症状から探してください。

新規に取り込むときのトラブル

症状原因の候補対処
日本語が文字化けするファイルがUTF-8以外で保存されているメモ帳またはVSCodeでUTF-8(BOMなし)で保存し直す
すべてが1列に入ってしまうコピーの途中でタブがスペースに変わっているAIにコードブロックで出し直させ、コードブロックのコピーボタンからコピーする
列がずれて取り込まれるフィールド内にタブや改行が含まれている修正プロンプトで再生成する。フィールド内の改行は除去するか<br>で代替する
#separator:tabがあるのにタブと認識されない行末の改行コードやBOMの問題VSCodeでエンコードを確認。BOM付きUTF-8ではなくUTF-8を選ぶ
タグが付かない#tags column:の指定がない、または列数がずれているプロンプトでタグ列の位置を明示する
ノートタイプが選べないそのノートタイプがコレクションに存在しない先に.apkgを取り込んでノートタイプを登録する(詳しくは【応用】の節)

AIの出力がおかしいときは、次のように具体的に指摘して再生成させます。

列がずれた場合

出力の一部で列がずれています。各行を必ず同じ列数にして、タブ区切りのままコードブロックで再出力してください。

ヘッダーが消えた場合

先頭の#separator:tabから始まるヘッダー行が出力に含まれていません。ヘッダー行を先頭に付けて再出力してください。

表として整形されてしまった場合

表形式ではなく、タブ区切りのプレーンテキストをコードブロックの中に出力してください。

余計な説明文が含まれた場合

データ行と説明文が混在しています。#separator:tabから始まるヘッダーと、その後のデータ行のみを出力してください。

実例:列名がすべてつながって表示される

無料版のChatGPTで実際に起きたケースです。インポート画面を開くと、プレビューの列見出しが1: Question Answer OptA O…のように、すべての列名がつながって1列ぶんとして表示されました

Ankiのインポート画面でプレビューの列見出しがすべてつながって1列として表示されている失敗例

原因は#columns:行でした。この行はタブで区切る必要があるのですが、AIが半角スペースで区切って出力していたため、Ankiが列名を1個としてしか読み取れていませんでした。

さらにこのときは、データ行が16列ではなく19列になっていました。空にするはずのOptE・OptFまわりのタブが4つではなく7つ出力されており、そのぶんCommon-ExplanationとSourceが3列うしろへずれて、本来のフィールドが空のまま取り込まれる状態でした。

取り込む前に、プレビューの列がきちんと分かれているかを必ず確認してください。多肢選択クイズなら1: Question2: Answer…と16列に分かれているのが正しい状態です。つながっていたり列数が合わない場合は、AIに次のように伝えて出し直させます。

#columns: の行が半角スペース区切りになっています。列名どうしをタブで区切ってください。
また、データ行は毎行ちょうど16列(タブ15個)にしてください。OptD-Explanationの直後はタブを5つ続けてからCommon-Explanationを書いてください。

既存を更新するときのトラブル

症状原因の候補対処
更新されず、カードが二重に増えたユニークIDの列が変わっている、または列自体が失われている書き出したファイルと出力を見比べる。AIにID列を変更しないよう指示して再生成する
先頭フィールドを直したら新規追加になったユニークIDを含めずに書き出しているエクスポートの「追加オプション」で「ユニークIDを含める」にチェックして書き出し直す
学習履歴がリセットされた更新ではなく、新規追加として取り込まれている取り込み結果の「追加」件数を確認する。バックアップから戻し、ユニークID付きでやり直す
行数が減っているAIが長い入力の途中で出力を打ち切っている50行程度ずつに分けて依頼する。出力の行数を毎回数える
ヘッダー行の内容が書き換わっているAIが列名を英語などに直してしまったヘッダー行は変更しないよう明示する。出力の先頭を目視で確認する
別のノートタイプに入ってしまったインポート画面でノートタイプが違うものになっている書き出したときと同じノートタイプを選び直す

応用|ChatGPT以外のAIでも使える

この記事のプロンプトは、同じ指定のままClaude(Anthropic)やGemini(Google)でも使えます。

AIの種類よりも、「タブ区切りにすること」「コードブロックで出力させること」「UTF-8で保存すること」の3つを守るほうが重要です。この条件さえ満たされていれば、どのAIを使ってもAnkiへの取り込みは問題なくできます。

AIとAnkiを組み合わせた別の事例として、AIがAnkiカードの回答をリアルタイムで添削する英会話練習カードの実装例は、AIを用いたインタラクティブな英会話練習カードでも紹介しています。

なお、各AIサービスの仕様(出力フォーマット、トークン上限、プランによる制限)は変更されることがあります。意図どおりの出力が得られない場合は、フォーマット指定の部分を再度プロンプトに含めて再生成してください。

【応用】購入したテンプレートでAIにカードを作らせる

ここから先は、Basic以外のノートタイプを扱います。【新規作成】と【既存の更新】を読み終えている前提で進めるので、タブ区切り・UTF-8での保存・インポート画面の見方といった基礎は繰り返しません。

題材は、当サイトで最もよく使われている多肢選択クイズテンプレートです。

例として「ITパスポート試験の出題範囲に沿った4択問題」をAIにまとめて出力させ、Ankiへ流し込むところまでを①〜⑤の順に見ていきます。

この節の流れ

  1. テンプレートのノートタイプをAnkiへ登録する
  2. フィールドの数と並び順を確認する
  3. その並び順どおりに出力させるプロンプトを用意する
  4. txtに保存してAnkiへ取り込む
  5. あとから解説だけをまとめて足す(更新)

①テンプレートのノートタイプをAnkiへ登録する

購入したテンプレートは、Basicとは別の独自のノートタイプを持っています。そのノートタイプがコレクションに存在しない状態でデータを読み込んでも、インポート画面でそれを選ぶことはできません。

そのため、データより先に、商品に同梱されている.apkgをAnkiへ取り込んでおきます。読み込み方法は次の記事で解説しています。

あわせて読みたい
.apkgファイルの開き方|AnkiへのインポートをWindows・Mac別に画像付き解説
.apkgファイルの開き方|AnkiへのインポートをWindows・Mac別に画像付き解説

多肢選択クイズテンプレートの.apkgを取り込むと、サンプル入りのデッキ「00_mjlife::多肢選択クイズ(Basic)」と、ノートタイプ「Basic_Multiple-Choice-Quiz」がコレクションに追加されます。

ノートタイプの名前は商品のバージョンによって変わることがあります。取り込んだあとに「ツール」→「ノートタイプを管理」を開き、実際に表示されている名前を確認してください。このあとのプロンプトには、そこで確認した名前をそのまま入れます。

取り込みが終わると、一覧に Basic_Multiple-Choice-Quiz が追加されます。ここに表示されている名前が、あとでプロンプトの #notetype: に入れる名前です。

Ankiのノートタイプ管理画面にBasic_Multiple-Choice-Quizが追加されている状態

②フィールドの数と並び順を確認する

多肢選択クイズテンプレートのフィールドは16個です。注意したいのは並び順で、選択肢(Opt)とその解説(Explanation)が交互に並んでいます。選択肢を6つまとめてから解説を6つ、という並びではありません。

順番フィールド役割
1Question問題文(必須)
2Answer正解のラベル。Aのように1文字。複数正解ならACEA,C,E
3OptA選択肢Aの本文(必須)
4OptA-Explanation選択肢Aの個別解説(任意)
5OptB選択肢Bの本文(必須)
6OptB-Explanation選択肢Bの個別解説(任意)
7OptC選択肢Cの本文。空なら非表示
8OptC-Explanation選択肢Cの個別解説(任意)
9OptD選択肢Dの本文。空なら非表示
10OptD-Explanation選択肢Dの個別解説(任意)
11OptE選択肢Eの本文。空なら非表示
12OptE-Explanation選択肢Eの個別解説(任意)
13OptF選択肢Fの本文。空なら非表示
14OptF-Explanation選択肢Fの個別解説(任意)
15Common-Explanation選択肢全体に対する共通解説。空なら非表示
16Source出典・参照元。空なら非表示

ここが最大のつまずきどころです。Anki公式マニュアルは「最初の通常列が最初のフィールドに、2番目の通常列が2番目のフィールドに使われる」と説明しています。つまりファイルの列の並びは、上の表の並び順とそのまま1対1で対応させる必要があります。1列でもずれると、以降の値がすべて別のフィールドへ入ります。(参考:Anki Manual – Text Files / 確認日:2026年8月4日)

  • 4択の問題にしたい場合は、OptEOptE-ExplanationOptFOptF-Explanation空欄にします。空欄の選択肢はカード上に表示されません
  • 空欄にする場合でも、列そのものは省略しないでください。タブを詰めると、以降の値が1つずつ前のフィールドへずれます
  • Answerには正解のラベルを入れます。Aのような1文字のほか、複数正解ならACEA,C,Eのようにも書けます。タップした選択肢の組み合わせがAnswerと完全に一致したときだけ正解になります

ノートタイプを選んで「フィールド…」を開くと、番号付きで並び順が確認できます。OptとExplanationが交互に並んでいる点に注目してください。データの列も、必ずこの順番に合わせます。

Basic_Multiple-Choice-Quizのフィールド一覧。1のQuestionから16のSourceまで並び順が確認できる画面

③その並び順どおりに出力させるプロンプトを用意する

あとは、②で確認した並び順を#columns:にそのまま書くだけです。次のプロンプトは、ITパスポート試験の出題範囲に沿った4択問題を10問ぶん出力させるものです。#deck:と【カードの内容】を書き換えれば、ほかの試験や科目にもそのまま使えます。

多肢選択クイズ用データ生成プロンプト

以下の条件でAnkiに取り込めるタブ区切りのデータを出力してください。

【条件】
– 区切り文字:タブ
– 出力はコードブロックの中に入れ、データ以外の説明文は入れない
– ファイル先頭に下記のヘッダー行を含める:
#separator:tab
#html:true
#columns:Question Answer OptA OptA-Explanation OptB OptB-Explanation OptC OptC-Explanation OptD OptD-Explanation OptE OptE-Explanation OptF OptF-Explanation Common-Explanation Source
#notetype:Basic_Multiple-Choice-Quiz
#deck:(取り込み先にしたいデッキ名を入れる)

ヘッダーの#columns:行も、列名どうしをタブで区切ること。半角スペースで区切らない
– 列はcolumnsに書いた順序どおりに出力する。並べ替え・追加・省略はしない
データ行は毎行ちょうど16列。1行に入れるタブは必ず15個ちょうどにする
– 4択にするため、OptE・OptE-Explanation・OptF・OptF-Explanationは空にする。具体的には、OptD-Explanationを書いた直後にタブを5つ続けてから、Common-Explanationを書く
– Answer列にはA・B・C・Dのいずれか1文字だけを入れる
– OptA〜OptDの各Explanationには、その選択肢が正解または不正解である理由を1文で書く
– Common-Explanationには、問題全体をまとめた解説を2文以内で書く
– Sourceには出題分野(例:ITパスポート試験 テクノロジ系(セキュリティ))を書く
– フィールド内に改行やタブを入れない。強調したい語は<b>タグで囲んでよい

【カードの内容】
ITパスポート試験の出題範囲(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)に沿ったオリジナルの4択問題を10問。実在の過去問をそのまま引き写さず、同じ範囲・同じ難易度で新しく書き起こすこと。

このテンプレートでは#html:falseではなく#html:trueを指定します。問題文の中で「次のうち、すべて選べ」のように一部を太字にするなど、フィールドにHTMLタグを入れて表示を整えられるようにするためです。#html:falseのままだと、タグが文字としてそのまま表示されます。

#notetype:#deck:は、ご自身のAnkiで表示されている名前をそのまま入れてください。名前が1文字でも違うと、そのノートタイプやデッキとして認識されません。

実在の過去問をそのまま引き写すと著作権の問題になります。プロンプトでは「出題範囲に沿ったオリジナルの問題」と指示しています。

AIに出させたい1問のイメージです。16フィールドすべてに対応する値がそろい、OptEOptF系だけが空欄になっているのが分かります。

出力させたい1問の例

フィールドこの例で入れる値
Question情報セキュリティの3要素のうち、「認可された利用者が必要なときに情報へアクセスできること」を表すものはどれか。
AnswerC
OptA機密性
OptA-Explanation認可されていない者に情報を見せないという性質です。
OptB完全性
OptB-Explanation情報が改ざんされず、正確な状態が保たれているという性質です。
OptC可用性
OptC-Explanation正解。必要なときに情報やシステムを利用できるという性質です。
OptD真正性
OptD-Explanationなりすましでないことを保証する性質で、3要素には含まれません。
OptE(空欄)
OptE-Explanation(空欄)
OptF(空欄)
OptF-Explanation(空欄)
Common-Explanation情報セキュリティの3要素は機密性・完全性・可用性です。真正性・責任追跡性・否認防止・信頼性は、これに加えて扱われる特性です。
SourceITパスポート試験 テクノロジ系(セキュリティ)

このプロンプトで実際に出力させた結果です。#columns:の列名がタブで区切られ、データも16列でそろっています。

多肢選択クイズ用のプロンプトでAIが16列のタブ区切りデータをコードブロックに出力した画面

④txtに保存してAnkiへ取り込む

保存とインポートのやり方は【新規作成】とまったく同じです。コードブロックの内容を全文コピーし、テキストエディタに貼り付けてUTF-8で保存してから、Ankiの「ファイル」→「インポート」で読み込みます。

この節で追加で確認したいのは、次の3点だけです。

  • ノートタイプがBasic_Multiple-Choice-Quizになっている。Basicのままだと、列が2つしか割り当てられません
  • プレビューが16列に分かれている1: Question2: Answer…と個別に表示される)。列名がつながって1列になっていたら、#columns:行がスペース区切りになっています
  • プレビューの各列が、②で確認した並び順のフィールドへ割り当てられている
  • 空欄にしたはずのOptEOptF系に、別の列の値が入っていない

プレビューが1: Question2: Answer3: OptA…と16列に分かれていれば正常です。ノートタイプがBasic_Multiple-Choice-Quizになっていることもあわせて確認します。

Ankiのインポート画面でプレビューが16列に分かれノートタイプにBasic_Multiple-Choice-Quizが選ばれている状態

画面を下へスクロールすると「フィールドの割り当て」があります。Question から Source までの16フィールドに、1〜16の列がそのまま順番どおり対応していれば成功です。

Ankiのフィールドの割り当て画面で16列がQuestionからSourceまで順番どおり対応している状態

ここでも、いきなり10問すべてを取り込まず、まず1〜2問だけの小さいファイルで試してください。列の対応が1つずれているだけでも、カードは全枚数が入れ直しになります。

取り込みが終わったら、実際にカードを1枚めくって表示を確かめます。選択肢をタップすると正誤が判定され、裏面に各選択肢の解説と共通解説が並びます。

取り込みが終わると結果が表示されます。ここでは10問すべてが新規ノートとして追加されました。

Ankiのインポート結果画面で10個のノートを新規ノートとしてインポートしましたと表示されている状態

実際のカードです。選択肢をタップすると正解が判定され、選んだ選択肢の解説と共通解説が表示されます。プロンプトを1回送るだけで、ここまで仕上がった状態のカードが手に入ります。

AIで作ったITパスポート試験の4択問題が多肢選択クイズテンプレートで表示され正解と共通解説が出ている画面

⑤あとから解説だけをまとめて足す(更新)

購入したテンプレートで用意したカードも、【既存の更新】とまったく同じ流れで中身だけ差し替えられます。Common-Explanationを空のまま取り込んでしまった、問題文の言い回しを直したい、といったときに使います。

  1. 更新したいデッキを「テキストファイル形式のノート」で書き出す(追加オプションの「デッキ名を含める」「ノートタイプ名を含める」「ユニークIDを含める」にチェック)
  2. 中身をAIに渡し、ユニークIDの列とヘッダー行はそのまま、直したいフィールドだけ編集させる
  3. 出力を別のtxtとして保存し、重複ノートの扱いを「更新」にして取り込む

先頭フィールドはQuestion、つまり問題文そのものです。ユニークIDを含めずに書き出すと、問題文を書き換えたときに更新ではなく新規追加になり、カードが二重に増えます。「ユニークIDを含める」のチェックは必ず入れてください。

学習履歴は保持されるので、途中まで進めた復習が無駄になることはありません。

書き出したファイルを取り込むときは、プレビューの先頭が1: GUID2: ノートタイプ3: デッキから始まります。「既存のノート」が「更新」になっていることを確認してください。

Ankiのインポート画面で書き出したファイルの1列目にGUIDが認識され既存のノートが更新になっている状態

結果に「既存のノートを更新するために使用しました」と出れば成功です。「追加しました」ではなくこの表示になっていれば、学習履歴を保ったまま中身だけが差し替わっています。

Ankiのインポート結果画面で3個のノートは既存のノートを更新するために使用しましたと表示されている状態

ほかのテンプレートも、同じ考え方で使えます

やることは商品が変わっても同じです。①ノートタイプを登録する→②フィールドの並び順を確認する→③その並び順を#columns:に書く、の3点だけです。当サイトのほかのテンプレートのフィールド構成は次のとおりです。

テンプレートフィールド(この順番)必須
○×クイズQuestion / Answer / Explanation / SourceQuestion・Answer
タップ暗記マーカー本文 / 解説 / 画像本文
英文並べ替えQuestion / Answer / Distractors / Explanation / SourceQuestion・Answer

いずれも、実際の並び順は「ツール」→「ノートタイプを管理」→「フィールド」で確認できます。任意のフィールドは空欄のままでかまいませんが、列そのものは省略しないでください。列を省くと、以降の値が1つずつ前のフィールドへずれて取り込まれます。

フィールドにHTMLタグを入れる商品では、#html:falseではなく#html:trueを指定してください。たとえばタップ暗記マーカーは本文の覚えたい部分を下線(<u>タグ)や背景色で囲むことでマーカーになり、英文並べ替えも文中の一部だけを出題するときはその範囲を下線タグで囲みます。#html:falseのままだと、タグが文字としてそのまま表示されます。

まとめ

新しいカードをまとめて作るとき

  1. AIに「#separator:tabヘッダー付きで、タブ区切りをコードブロックに出力して」と指示する
  2. コードブロックからコピーし、テキストエディタでUTF-8(BOMなし)保存する
  3. Ankiの「ファイル」→「インポート」で、プレビューの列対応を確認して取り込む

すでにあるカードをまとめて直すとき

  1. 「ファイル」→「エクスポート」→「テキストファイル形式のノート」で書き出す(「デッキ名を含める」「ノートタイプ名を含める」「ユニークIDを含める」にチェック)
  2. 中身をAIに渡し、ユニークIDの列とヘッダー行はそのままで、直したいところだけ編集させる
  3. 出力を別のtxtとして保存し、重複ノートの扱いを「更新」にして取り込む

どちらの場合も、まず5〜10行で試してから全件に進めてください。AIの出力は列数が足りなかったり、行が抜けていたりすることがあります。少量テストとバックアップの2つで、やり直しのコストはほぼゼロにできます。

次のステップとして、インポート・エクスポートの操作全般を確認したい場合はAnkiのインポート・エクスポート完全ガイドへ、カードの見た目をカスタマイズしたい場合はAnkiテンプレート3選へどうぞ。

完成済みテンプレートと個別サポートについて

AIで用意したデータの載せ先は、Basicノートタイプだけではありません。○×・選択式・並べ替えといった出題に対応した有料のカードテンプレートも配布しています。既製のもので希望に合うものがあれば、購入してそのままお使いいただけます。

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【Anki対応】テンプレートストアを開設しました|無料apkg版をダウンロードできます
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プロンプトの詰め方や、購入したテンプレートのフィールドに合わせた列の並べ方を一緒に考えたい場合は、AnkiやAnkiDroidの個別相談でお受けしています。デザインやフィールド構成を個別に調整したい場合もご相談ください。

参考情報

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森田ユウゴのプロフィール | ココナラ

Ankiユーザーでもあり、「面倒解決エンジニア」の私にご依頼をお待ちしております!

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森田ユウゴ(Yugo Morita)
森田ユウゴ(Yugo Morita)
面倒解決エンジニア
専門学校卒業後、新卒で大手ITベンダーに入社して約10年勤務、フルタイムで働きながら通信制大学を卒業。その後1年XR/メタバース関連企業で挑戦後、台湾のIT企業でプリセールスエンジニア(產品專員)として2年勤務。現在はフリーランスエンジニアとして、日本のお客様を中心にフルリモート(台湾から時差-1時間)でサービス提供。 kintone認定 アプリデザインスペシャリスト(2025), kintone認定 カスタマイズスペシャリスト(2026)を保持し、kintone開発に携わっています。プロダクトの価値を伸ばすカスタマイズの提案と実装が得意領域。AnkiカスタマイズやChromeアドオン開発にも熱中しています。尽きない好奇心とインフラ経験、AIであなたの「不便」を解決へ導きます。
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