Kindle関連WEBページの「ちょっとした不便」を解消。検索からハイライト管理まで集約した自作Chrome拡張機能「Optimizer for Kindle」
PC作業中にKindleを利用する際、「Kindle Unlimited対象本だけをすぐに検索したい」「読書メモ(ハイライト)をマークダウン形式でコピーしたい」といった、ちょっとした「面倒」を感じたことはありませんか?
この「かゆいところに手が届かない」状態を解消するため、WEBブラウザで使えるKindleの各種リンクや機能を1つのポップアップにまとめ上げた私の自作Chrome拡張機能「Optimizer for Kindle」をご紹介します。

台湾で「面倒解決エンジニア」として活動している森田ユウゴです!
「面倒くさい!」を原動力に、kintoneカスタマイズやChrome拡張機能開発などを通して、日常や業務の課題をテクノロジーで解決することに注力しています。
- 2025年12月 kintone認定 アプリデザインスペシャリスト取得
- 2026年01月 kintone認定 カスタマイズスペシャリスト取得


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開発のきっかけ:PC版Kindleに潜む「小さなハードル」
Kindle Unlimited専用検索の煩わしさ
以前のAmazonの仕様では、通常の検索窓から「Kindle Unlimitedの対象本のみ」に絞り込んで検索することに一定のハードルがありました。
この不便さを解消するため、Amazonの検索ロジック(URLパラメータやカテゴリ指定)を調査したのが開発の出発点です。

これはもう2018年とかそのころに遡る記憶があります
当時はJavaScriptのブックマークレットでポップアップを表示などした記憶です。今や生成AIで拡張機能をバイブコーディングで作れてしまう時代です。
ブックマークするほどではないが「すぐ使いたい」リンク群
Kindleを使いこなす上で地味に外せないのが「メモとハイライト」機能。
WEBだと「https://read.amazon.co.jp/notebook」というURLにアクセスして確認することが出来ます。

他にもセール一覧「https://www.amazon.co.jp/hko/deals?ref=ksr23_dp&activeTab=offers_for_you」やブラウザ版Kindle「https://read.amazon.co.jp/kindle-library?」などなど…、Kindleには便利なウェブページが存在します。

しかし、すべてをブラウザのブックマークバーに登録すると枠を圧迫してしまうため、使いたい時にサッと呼び出せるフロントエンドのハブが必要だと感じていました。
既存ツールが無いなら自分で作る「解決思考」
検索しても自分の要件にぴったり合う拡張機能が見つからなかったため、「無いなら作ろう」と決意しました。
複雑なシステムではなくとも、自分の課題に直結するツールを最短で形にする実行力を重視しています。
読書体験を最適化する「Optimizer for Kindle」の3つの機能
実装はいたってシンプル下記のような拡張機能です。

それぞれ機能を簡単にご紹介します。
1. 1クリックで「Kindle Unlimited」対象本のみを検索
ポップアップ内の検索窓からキーワードを入力するだけで、Kindle Unlimitedの読み放題対象本に絞り込んだAmazon検索結果ページを新しいタブで開きます。
裏側では、Amazonの検索URLに対してカテゴリ指定やUnlimited対象を示すURLパラメータ(rh=n:2250738051,p_n_feature_nineteen_browse-bin:3169286051など)を自動で構築して画面遷移させています。これにより、いちいちAmazonのサイト内で条件を絞り込む手間をゼロにしました。
2. 読書メモの外部出力が捗る「ハイライト一括コピー」
「メモとハイライト(notebook)」ページを開くと、画面上部のメニューバーに「ハイライトをコピー」ボタンが自動で追加されます。
このボタンをクリックするだけで、表示されている本のタイトル、著者、表紙画像URLに加え、黄・青・ピンク・オレンジの色別に分類されたハイライトテキストが、マークダウン形式で一括取得されクリップボードにコピーされます。
Windowsのメモ帳に張り付けた例です。

Markdownになってしまえば、あとは規約を遵守したうえで色々な活用が可能です。
3. 迷子にならない「Kindle関連リンク」の集約
KindleのWEBリーダー、ハイライト管理、Unlimitedマイページ、セール一覧、新着雑誌一覧など、用途に合わせたリンクをポップアップ内にリスト化しました。
わざわざAmazonのトップページから階層をたどったり、ブックマークバーから探したりする必要がなくなり、目的のページへ一直線でアクセスできるようになっています。
リンクの例
- Kindle Unlimited マイページ…本の返却などなど基本のリンク
- Kindle Unlimited ジャンル画面…ジャンル別に分けて何か探したいときに
- Kindle Unlimited Home…ハブのハブ
- Unlimited最新順…何か新しい発想を得たいときに
- 雑誌(最新順)…Unlimitedは雑誌の最新号を探すのが面倒なので便利
技術的難易度より「発想力と実行力」を重視
この拡張機能で技術的に行っているのは下記の2点で、コード行数も少ないです。つまり、高度なことをしているわけではありません。
- 「Amazonの検索仕様をパラメータ化する」
- 「WEBページのDOM要素から色別のハイライトを抽出する」
むしろ重要なのは、この基本的な要素技術を組み合わせ、自身の課題解決に直結する形にまとめ上げた「発想力」でしょうか。このツール自体、誰でも思いつく入門レベルのツールですが「ありそうで無い」これを「欲しいから作る」というマインドが重要だと思っています。
「最新のすごい技術を使うこと」自体が目的ではなく、「目の前の面倒くさいをどれだけ早く無くせるか」に重きを置いて実装しています。

Kindleは日常的に使いますからね…
まとめ:日常の不便をテクノロジーで解決するスタンス
課題発見から実装までのスピード感
「Optimizer for Kindle」は、日常のちょっとした「面倒くさい」を放置せず、自身の力で環境を最適化していく私のエンジニアリングの基本姿勢を示す事例です。
ブラウザの拡張機能という身近なアプローチを用いることで、課題発見から解決までのリードタイムを極限まで短縮しています。

「毎日発生する数秒のロス」や「心理的なハードル」をテクノロジーで削り落とすことが、長期的な生産性の向上に直結すると考えています。
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